あきのの雑記帳

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カナダSTARS ON ICEを観にトロントへ行ってきたよレポ② チケット購入&事前準備編

カナダSTARS ON ICEを観に、トロントへ行ってきたよレポ① パトリックとの出会いとオリンピック編 - あきのの雑記帳の続きです。

 

パトリックは宣言通り引退してしまいましたが、国内外のアイスショーに出演したり、カナダで開催されたグランプリファイナルのアンバサダーを務めたり…と活躍を見せてくれました。オリンピック後は日本のSOIや、お隣韓国のショー「ALL THAT SKATE」にも出てくれたので、弾丸で観に行ったりしました。

シーズンが始まると、私も試合に夢中になり、現役でもたくさん好きな選手はいますから、それを心から楽しんでいました。でも、そこにパトリックがいない喪失感はどこかにあったような気がします。

 

秋頃、2019年のカナダSTARS ON ICEのキャストが発表され、いつものようにパトリックは出演することになっていました。

カナダのSOIは、ツイッターのフォロワーさんが毎年のように行かれていて、楽しそうと思っていたし、動画や写真もネット上で観ていました。なので、毎回グループナンバーも凝っていて素敵だし、出演者が1公演で2プログラム滑ったり、また公演の後にはキャストスケーターと直接交流できるMeet&Greetがあったりというのは知っていました。カナダの観客の雰囲気もよさそうだし、いつか行って見たいなと思って眺めていました。

でも、カナダは遠いし、休みを連続で取るのは難しいし、私は英語が苦手だし、まあずっと先かも…と思っていたんです。

が!!!

ツイッターのフォロワーさんと話しているうちに、今年のSOIは例の10連休に重なることがわかり、もしかしたらこのチャンスを逃したらなかなか行けないかも、と思い始め。。。

またまたフォロワーさんたちの後押し(誘惑?😎)もあって、本気でカナダ行きを検討し始めたのでした。

 

こうなると我ながら行動が早く自分でもドン引きするくらいなのですが😓すぐに公式ウェブサイト(https://www.starsonice.ca/)でどの公演なら行けるのか、カナダの地理なんて全く頭に入っていなかったので(カナダ🇨🇦のスケーターファンなのに...)Googleマップとにらめっこしながら調べ始めました。

航空券を検索し、この連休でどの公演なら行けるか、国内の交通手段はどうするか、ホテルは、等々すぐに調べた結果、トロントと次の日のハミルトン公演であれば、観光もできて無理なく見ることができそうでした。

 

まずはチケットを購入しなくては!とチケット購入ページを確認すると、基本的に座席が選べるんですね!

次回からの備忘のためにも購入方法をメモしておきます。公式サイトから【Get tickets】→行きたい公演の【tickets】をクリックすれば購入ページに飛びます。

 

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↑これは2019年5月14日現在でまだ買えるバンクーバー公演のチケット購入ページですが、青い部分はまだ購入できる席で、購入したい場所をクリックして選択できます。

その後、ピックアップ方法を選択します。

海外在住の場合、プリントアウトチケットやスマホ用チケット、Will Call(ボックスオフィスで引き換え)が選べます。ただし会場によっては、Will Callしかない場合もあるようでした。(ハミルトンはそうだったような...間違っていたらすみません)

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↑こんなかんじ

 

その後、初めてならアカウント作成が必要だったと思いますが、クレジットカードで支払えば、確認メールが届くはずです。VisaやMasterなら問題ないはず。

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↑こんなメールが届きます。

 

ちなみに私は初めてで座席の見え方や買い方が全然わかっていなかったので、氷上席が買えなかったためスタンド1列目を購入したのですが、氷上席との段差があまりなくてちょっと見づらかったです。次回機会があるなら、スタンドのもう少し上の方がいいなと思いました。

ただし、氷上席が買えるなら一度は氷上席で見るべきかと!!仕切りも何もなかったので、本当にスケーターが近くまで来てくれますし、迫力もすごい!と後ろから見ていて羨ましかったです!!(トロントハミルトン公演は人気があるのか、一年前からプリセールで購入している人も多いらしく、私が見たときには氷上席は買えませんでした...)

 

ちなみにM&Gチケットは直接公式ページから購入する方式です。人気がある公演は売り切れることもあるそうで、行くと決めたら早めに購入しましょう!!

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しかし、100ドルで出演者全員とお話ししたりお写真を一緒に撮ったりできるんですよ、すごくないですか...???ショーは公演によって少し値段が違うようですが、ショーの氷上席と合わせても250〜300ドルです...日本のアイスショーのチケット価格に慣れていると破格に感じられますね...。

公演当日はメールやアカウントの履歴をよく見て、チケットに該当するページや引き換えに必要なページをプリントアウトして持って行きましょう。

 

 

さて、チケットも無事に買えて、航空券やホテルも確保しました。

航空券はやはり10連休のためか、直行便は20万円越えでとても手が出なかったので、私は仁川経由の大韓航空にしました。アメリカ経由やメキシコ経由等の選択肢もありましたが、韓国なら行き慣れているのと少し言葉ができるので安心してトランジットできるかなと。

ホテルは、とにかく安く済ませたかったのでトロントはホステルにしました。ハミルトン公演の日は迷ったのですが、夜日付を超えるくらい遅くなる可能性があると行き慣れた方に聞いたので、そうすると夜道を一人で歩く可能性があること、翌日にはトロントに戻って飛行機に乗らなくてはいけないので疲労を溜めたくなかったことを考えて、最終的には会場のすぐ近く(徒歩4、5分)のシェラトンを予約しました。シェラトン一泊でトロントでの四泊分の値段でしたが( ;  ; )知らない土地、言葉があまりできない土地では安全は買った方がいいと思ったのです。

 

こうして最低限必要なものは確保したので、あとは観光したいところやお店をのんびり調べたりすればいいや♫とのんきにしていたのですが...。

 

アホな私はeTA(電子渡航認証)※のことをすっかり後回しにしていたのでした...。

※ビザ免除されている外国人が空路で渡航する際必ず申請が必要。有効期間内なら一度申請すれば申請の必要はない。

https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta/facts-ja.html

 

私は初めてカナダに渡航するので当然申請が必要でした。ただ調べてみるとほとんどの人は数分で承認が下りる、というので、すっかり安心して放置していたのです。

やっと重い腰を上げたのが一週間前。それでも焦らずどうせすぐ承認降りるし大丈夫大丈夫、と余裕ぶっこいて申請をしたら、待てども承認のメールが来ない。

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“At this time, you are not considered to hold a valid eTA. As such, you should not plan or undertake any travel to Canada by air. If you do decide to travel to Canada, you may experience delays or be prevented from boarding your flight and/or entering Canada.”

...え???要するに審議中だから待って、まだ渡航予定立てちゃだめだよってこと???????

いやいやいやいやいや!!!待って!!!もう航空券も買ってしまったしそこをなんとか!!!!

 

色々調べてみると、申請の際に重要な部分(犯罪歴や病歴等)で誤った情報を入力してしまったりすると、訂正にものすごく手間がかかり、一ヶ月以上承認までかかることもあるらしいというのも見て私はもう顔が真っ青に...。

というのも、このeTAはカナダ移民省の公式サイトから簡単に申請できるのですが、送信する際に内容確認画面がないんです。スクリーンショットをとればよかったのにそれをしていなかったので、間違いがあるとしてもどこだかわからない...。

私のバカ!!!!泣

 

ただ、数時間後に承認が下りることもあるらしく、とりあえず一晩待てば承認されるかも、と期待して翌日、やっぱりメールが来ない。。。

もうカナダに行くのは諦めるしかないかもしれない、いや、ニューヨークから陸路で入ればeTAはいらないのでは!?などとシミュレーションを始める始末。。。

果てはツイッターでも承認が下りないと騒ぎ、カナダ渡航を決めてから通い始めた英会話の先生にも「私カナダに行くために英語習い始めたのにカナダに行けないかもしれません😭」と泣きついたり、(なんて恥ずかしい大人なんだ...)しかし周囲の皆やフォロワーさまがたに落ち着いて待ちなさいと冷静に諭されたり励まされたり、先生にはもしもしばらく承認が下りなかったら連絡してあげるよと優しい言葉をかけられたり、人の優しさが渡航前なのにもう沁みました...。

 

結局その翌日無事に承認が下りまして

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本当に周囲の人たちにはお騒がせしました...。

 

みんな、eTAはカナダ渡航を決めたらすぐに申請しようね!!!!約束だぞ!!!!

 

※こんなうっかりな人はそんなにいない

 

そんなこんなで晴れてカナダに行けることになったのです...!

 

続きます!

 

 

 

 

カナダSTARS ON ICEを観に、トロントへ行ってきたよレポ① パトリックとの出会いとオリンピック編

タイトルの通りですが、GWの連休中に、カナダSOIを観にいきました。

 

そもそもの始まり、私とフィギュアスケート、パトリックとの出会いや、経緯について少し書いておきます。

私は2016年グランプリシリーズ中国杯のフリーの放送をテレビでたまたま観て、そこでパトリック・チャン選手(当時)の滑りに一目惚れしました。フィギュアスケートは以前からどちらかというと好きではあったけれど、オリンピックやNHK杯、世界選手権をテレビでたまに観る程度で、日本選手を中心に観ていたし、それほど深く観ていたわけではありません。

パトリックのこともソチの銀メダリストだからそのときの演技は観ていたし、知ってはいましたが、当時は真央ちゃんやキム・ヨナが好きで観ていただけでしたし、継続して追っていたわけではありませんでした。

でも、中国杯でパトリックの滑る“A Jouney”を観て、途切れることなく水が流れていくような、そして美しい音楽をエッジで完璧に表現する彼の演技に一瞬で魅了されてしまったのです。

それからキス&クライでのパーっと明るい笑顔が可愛くて!「え、あんなに演技で美しかったのにこの可愛さはどういうこと!?」ってなりましたね。もうそりゃあ落ちますよね、という。

それ以来私は狂ったように動画で彼の演技やインタビューを追い、試合もテレビで追うようになりました。滑りだけでなく飾らない正直な人柄にも惹かれました。ツイッターも始めて情報を収集するようになり、その過程で、パトリックだけではなく、カテゴリーを問わずいろんな選手の演技が好きになり、フィギュアスケートそのものが大好きになりました。

パトリックを初めて生で見たのは、2017年の国別対抗戦。それほど近い席ではなかったですが、生で観たパトリックの滑りは想像以上にすばらしく、エッジで氷を押す「ギュ、ギュ、」という音ですら彼のものは特に美しく心地よく感じました。

 

その後、オリンピックシーズンにNHK杯に出場するという情報を得て、チケットを運良く手に入れたのですが、残念ながらパトリックは欠場。(あとからパトリックのその時のしんどさをインタビューなどで知ることになるのですが…)

もともと、オリンピックは時間的な問題、金銭的な問題もあったし、チケット入手が難しいというのを感じていたので、観にいくつもりはありませんでした。テレビで観られればそれでいいかと思っていました。

でも、パトリックがオリンピックの後に引退するらしいことはわかっていたので、そうしたら、試合でパトリックの演技を観られる機会はこの先ないかもしれない。そして、パトリックは個人戦以上に団体戦でチームカナダに貢献することに重きを置いているらしいことが伝わってきました。チームカナダは私も大好きでしたし、そう思うと、団体戦に行きたい気持ちになってきました。

ギリギリになって、チケットも手に入りそうだということがわかり、ちょうど団体戦の男子フリーの日であれば、連休に重なっていたので、これはいけるかも!と、ツイッターのフォロワー様たちの後押しもあり、平昌オリンピック団体戦の2週間前くらいに、江陵(スケートの会場は平昌ではなく江陵)行きを決めました。(今考えれば無謀な…)なんとか江陵のホステルや、航空券も確保。

また、最後になるかもしれないこの機会に、できれば試合でパトリックにぬいぐるみを投げたい!と思っていましたが、会場のリンクと客席は離れていて、最前列やその近くでなければ難しそうだということがわかりました。それでキスクラに近い前のほうの席を探していたのですが、団体戦の男子フリーの日のチケットをギリギリまで探していたら、公式リセールに出ていたチケットが、ちょうどキスクラ裏の一列目だったのです。奇跡だ!と思った私は速攻で購入。

そのほかの日のチケットは、譲っていただいたりして、無事にその日を迎えることができたのです。

 

そしてオリンピック男子フリー当日。

パトリックは、最初の4ー3のコンビネーションを決め、相変わらずの美しいスケーティング。ミスもありましたが、団体戦の男子の中で一位の成績でした。パトリックは仲間に囲まれてキスクラで満面の笑顔を見せてくれ、ほんとうに嬉しかった。私はパトリックの演技のときはあまりの緊張で震えるほどでしたが、演技終了後、興奮してなにがなんだかな状態でありつつ、用意してきたしろくまのぬいぐるみもなんとか投げ込むことができました。

そのときはほんとうに記憶があいまいなのですが、パトリックがいい演技でチームに貢献できたこと、何より辛かったオリンピックシーズンを経て、しっかり結果を出して笑顔をみせてくれたことが本当に嬉しくて喜びに浸っていました。きっとパトリックファンみんな喜んでいるだろうなとツイッターを見たら、フォロワーさんからメッセージがきていました。「あきのさんのクマ、パトリックが抱えてるよ!」

そのとき、キスクラの裏に座っていたので、私はキスクラは見えておらず、興奮していたのでモニターをしっかりみていなかったので、知らなかったのです。フォロワーさんが送ってくれた画像を観て、私はほんとうにびっくりしました。パトリックがたしかに私の投げたしろくまを抱えてくれている!

私は感激のあまり涙ぐみました。もちろん、パトリック本人にとっては、数あるファンからの応援のプレゼントにすぎません。すぐに忘れてしまうようなできごとでしょう。でも、私にとっては一生の、大切な思い出になったのでした。

フォロワーさんたちも、我が事のように喜んでくれて、それもほんとうに嬉しい思い出です。みなさんありがとう!

 

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↑オリンピック団体戦のキスクラ💖

 

パトリックは、オリンピックの後、やはり引退を発表しました。

寂しかったし、私が好きになるのが遅すぎて、長く試合で応援できなかったのはとても残念だけれど、本人はとても充実したオリンピックと競技人生だったようで、ほんとうによかったな、これからもショー等で観られるだろうし、今後のキャリアについても出来る限りずっと応援していきたいな、と思ったのでした。

 

 

前提、めっちゃ長いな…すみません(笑)次こそは本題のカナダSOIの話に入ります!